井の中の蛙 大海を知らず
されど空の青さを知る
“ 井の中の蛙 大海を知らず ” という有名なことわざがあります。
このことわざは、井戸の中にいる蛙は井戸の中の世界が全てだと思っていて、世の中には大きな海が存在していることを知らないということを表しています。
つまり「狭い知識や経験にとらわれ、他の視点や考え方に気付けない」という意味です。
ただ、この言葉には続きがあると言われています。
それが「井の中の蛙 大海を知らず、されど空の青さを知る」です。
この続きには「井戸の中の蛙は広い海のことは知らないが、井戸の中に長くいたからこそ見えてくるものがある」という意味があり、これは「狭い世界にいるからこそ、その世界の深いところや細かい部分までよく知っている」ということだと思います。
また、東京大学名誉教授の吉田章宏氏は「井の中の蛙 大海を知らず、されど井の中を知る。大海の鯨 大海を知る、されど井の中を知らず」と付け足しています。
これはまさに「ひとつのことを突き詰めていけば、より深い知識や見識を得ることができ、その専門的な知見は、例え大きな世界を知っていたとしても得られるものではない」ということではないでしょうか。
昨今では、企業が本来の専門分野とは別の事業も併設しながら、幅広く経営展開していくことが多い時代ですが、弊社は音楽という分野に特化し、誰より音楽への知見と理解を深めた「井の中の蛙」でありたいと思っています。
そして誰よりも「空の青さを知る」 そんな会社を目指しています。
CAM MUSIC CREATION Inc.
※ 荘子の原文には別の続きがあったり、他にも諸説ありますが、一般的には「井の中の蛙 大海を知らず」の続きは「されど空の青さを知る」と言われているようです。（中国から伝わったのではなく、日本に伝わった後に付け加えられたものとされています）